オヤジの一目惚れ片想い

クロスボーダーおやじの片想いブログ

週イチデート確定!

私が在籍する会社(以下、「我が社」という。)は控えめに言っても大きいと言える。
目安としては国内IT予算の数十パーセントは流れてくる「大手」ではあろう。


だからと言って、業務プロセスやプロジェクトマネジメント、品質管理、品質保証のプロセス標準化、最適化が十分に出来ているわけではない。
だから、「コンサルタント」と呼ばれる「超上流レイヤ」から全体最適をアドバイス、コントロールするエリートの仕事が枯渇しない。


だが、コンサルタントを生業としている者の中にも、ほとんどの専門業務領域がそうであるように、「形式的専門家」と「実質的専門家」(こちらは生業とはしていないだろう)が存在する。


彼女は徹底した実力主義の外資系IT企業の経営ボードに身を置き、革新的技術の開発(発明に近い)を専門としながらも、その高いマネジメント力やコーチング、ファシリテーション能力を評価され、技術、営業、企画、人事の担当者数百名を統括する重責を担っている。(彼女に言わせると「やらされてるだけ」。)
そんな彼女が他社のプロジェクトに参画するというのは、彼女の在籍会社(以下、「彼女の会社」という。)にしたら「困る」という事態だ。


しかし、我が社はその「困る」迷惑を彼女の会社に掛けることにより、昨年最大の危機を乗り越えた
そのために我が社は、新卒から入社して還暦目前まで勤続し今は経営ボードの直下に席を持つ私の賞与込み年収を軽く超える金額で、彼女の3ヶ月を買った。(彼女の関与は6ヶ月だったが、週の半分稼働目安なので工数は「3人月」となる。)
それも、我が社の経営陣が彼女と彼女の会社の経営陣に何度も頭を下げてやっとこ実現できたことだ。


つまり、彼女がひとり動いてそれだけの(とは言え彼女の会社のビジネスモデル的には端金だろうが)売り上げが立ったとしても、彼女には自社内に稼働を集中してくれた方が企業としての実益があるということだ。


前振りが長くなったが、彼女は上述「実質的専門家」に該当する。


ここに来て、ちょうどいいことに「また」我が社に炎上プロジェクトが生まれた。
名前だけでない実力のある実質的専門家のコンサルが必要になった。


昨年彼女に救われたプロジェクトほどの惨状ではないが、その効果性、実効性を実感してしまってるマネジメントレイヤ、ビジネスレイヤは言うに及ばず、彼女の采配のもとで働いた現場作業者(美夕さん信者)からも彼女の参画を求める声が噴出した。
我が社としては決して喜べる状況ではないが、私(他多数・・・)は内心「プロジェクト炎上バンザイ!」と叫んでいる。


そして、週一日ではあるが、また我が社に彼女がやってくることが確定した!
そして、前回の炎上プロジェクトで彼女の補佐(パシリの雑用担当)を担った私にそのロールが降ってきた!
多くの若手男女(彼女のファン)が熱烈立候補をしたが、前歴のある私が選定されるのは固かった!


彼女は、チームメンバーをローテーションで自らが主催するランチミーティングやディナーミーティングに都度招き、ぶっちゃけトークで悩みや課題認識に耳を傾ける。
(その費用がプロジェクト経費や会社経費ではなく、すべて彼女の自腹というのがまた凄い・・・)
そして、補佐は必ず同席するのがお決まりだ。(これはこの上無い役得だ!)


週に一度ないし二度の食事、うまくすれば呑みも共にできる!!
彼女の参画時期は彼女の調整待ちなので現時点では未定だが、参画は確定なので、今から楽しみで堪らない。


不謹慎なことを口にするが、我が社が金を持ってるポンコツで良かった!!


今更だが、タイトルは盛り過ぎている。
間違っても「デート」とは言えない・・・